2013/01/22

AL DI MEOLA 「Winter Nights」

今週のサーフィン音楽はAL DI MEORA の「Winter Nights」をご紹介。

歌は一切入ってないインスツルメントオンリーのこのアルバム。
タイトルはknightsですが、冬の朝一人で海に行く時に聞くことが多いです。

真冬の凛とした寒さに響き渡るギターの音色。
どこまでも透明な水の如く頭のなかに沁みわたります。大げさじゃなくほんとに。

んで、なんで朝に聞くのかっていうと、海の帰りに聞くと心地よすぎて眠くなっちゃうんですよね・・・
それに朝のほうが街も静かでいいじゃん!

ところで、アル・ディ・メオラって日本ではイマイチ有名じゃありませんが、世界的にはかなり有名なJAZZギタリストなんです。
JAZZっていうか最近では聞かなくなったフュージョンってやつですね。
デビューした当時は「世界最速のギタリスト」なんていう超絶技巧を駆使した曲が多かったんですが、90年台に入ってからは静かなアルバムを作ることが多くなりました(アル・ディ・メオラはかなり好きなので、おいおい紹介していく予定です)。
参考までに、JAZZの世界でアル・ディ・メオラと同じように世界最速のギタリストって呼ばれた方々は。
パコ・デ・ルシア
ジョン・マクラフリン
ラリー・コリエル
などなど。

そうそうたるメンバーで、一体誰が世界最速なの?!ってかんじですが、一時期この方々で「スーパー・ギター・トリオ」なる活動をしていたわけで、その頃のアルバムもこれまた鳥肌モン。
スーパーギタートリオのアルバムについては別の機会に紹介しますが、JAZZのライブアルバムとしてはたぶん最高なんじゃないかな。。

んで、アル・ディ・メオラね。
もともと、スパニッシュ系の旋律(フラメンコのアレね、フリジアンとかミクソリディアンとかあーゆースケール・・・)を得意とするアル・ディ・メオラなんですが、このアルバムではクラッシックな楽曲をカヴァーしていたり、そうそう、9曲目のスカボロー・フェア、これなんかはサイモン&ガーファンクルの有名なナンバー(もちろん私も大好きです)のカヴァー。
たぶんね、この人よりうまくこの曲をカヴァーする人はいませんよ。たぶんね。
しかも最後の曲はアヴェ・マリア。

そうなんだ・・・この曲で締めくくっちゃうんだ・・・やっぱ外人の世界はこうなんだよね。なんて思ったりして。うーんこのアルバムはセンチメンタルにしちゃうんだよねぇ。

全体を通してスローなナンバーが多いこのアルバム。
随所にディメオラ節をおりまぜながらも最後までじっくり聴かせてくれます。
アル・ディ・メオラをあまり聞いたことのない人にも、このアルバムはオススメしたい!
強くオススメしたい!

いや、まぁ、真冬の海のお供に、たまにはこんな上品なアルバムもいいですよ。ってことで。

ちなみに、私はこの方に憧れてフラメンコギターを習得しようとして挫折した経験があるんですよ。
高校生の時なんですが・・・・
だってこの人のテクニックにはかなわないんだもん。
サーフィンはこの人より上手いと思ってるけど。

AL DI MEOLA 「Winter Nights」

1 Zima
2 Carol of the Bells
3 Winterlude Duet, No. 1
4 Greensleeves
5 Mercy Street
6 Have Yourself a Merry Little Christmas
7 Winterlude, No. 2
8 Midwinter Nights
9 Scarborough Fair
10 Winterlude, No. 3
11 The First Noel
12 Inverno
13 First Snow
14 Winterlude, No. 4
15 Ave Maria

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