2013/01/30

John Lennon 「John Lennon/Plastic Ono Band」




今週の波音は、ジョンレノンのアルバム「ジョンの魂」。

ビートルズ解散後初めてのアルバムになるこのアルバム。
1970年の作品です。あ、私が生まれる前ですね・・・

このアルバムは、彼の代表曲である「Imagine」を収録したアルバム「Imagine」の一つ前となるアルバムです。
けっこう暗い曲が多いので好き嫌いの別れるアルバムかもしれませんが、なぜか冬になると彼の曲を聞きたくなってしまうんですよ。

後に代表曲になるナンバーを多く抱えるこのアルバム、その中でも私がお気に入りなのは、5曲目の「Isolation」。
それと7曲目の「LOVE」10曲目の「God」。

Godは、彼が生まれてきて以来、心の糧としてきたものを全部否定して、最後に信じるのは自分とヨーコだけさ。って言っちゃう問題作なわけですが、とにかくぜ~んぶ否定しちゃってます。
キリストもボブ・ディランもプレスリーもケネディも、そしてBEATLESも。
当時この曲を聴いたファンなんかは、えーっBEATLESもダメなの?あんたのバンドじゃーん!と思ったらしいんですが、それだけ彼にとってBEATLESが重圧だったのかって思うと、BEATLES時代の曲がまた愛おしく聴こえてくるから不思議です。

LOVEは、ピアノのアルペジオ(アルペジオなんて久しぶりに使ったょ)が淡々と流れる中、ジョンが愛についてこれまた淡々と語りかけるようにして歌ったナンバー。
アタリマエのことをただ連ねているだけのリリックですが、彼が歌うと様になっちゃうんだもんな・・・
これだけ自分勝手に身の回りのことを歌にしてしまったアーティストもそうそういないと思うんですが、これもジョンレノンの魅力なんですよね。

で、「Isolation」。
邦題で「孤独」というタイトルがついていますが、歌詞の内容もまさにそのまんま。
歌詞の和訳は少し検索すれば出てくるのでチェックして見て欲しいのですが、この曲が心に染みるようになったのはサーフィンを始めてからなんですよね。

どういうことかというと、サーフィンだって孤独な遊びなわけです。
たった一人でボードに乗って、パドルアウト。
そしてテイクオフしてプルアウト。

どれだけ周りに仲間がいても恋人がいても孤独なんだよなって。

だからこそ自分をしっかり認めてあげて、ほかの人と向き合って行かなくちゃって、そう思えるんです。

自分が一人だっていうことがわかるからこそ、いまいろんな人と海に向かえることがとっても幸せに思えるんですよ。
曲は静かですが、激しく心を揺さぶるこのナンバー、ジョンの曲の中でも大好きなナンバーの一つです。

ぜひ海に向かう車の中で聞いてみてくださいね。

あ、そうそう、白状しちゃいますが、私が高校生の時、ジョンに憧れて髪の毛を伸ばしまん丸メガネをかけていたことがあるんですよねぇ。。。。。

あの時無理したからこんなんなっちゃったのかな・・・・
そこまでImagineできなかったな・・・・・

John Lennon「John Lennon/Plastic Ono Band」

1 マザー(母) Mother
2 しっかりジョン Hold on
3 悟り I Found Out
4 労働階級の英雄 Working Class Hero
5 孤独 Isolation
6 思い出すんだ Remember
7 ラヴ(愛) Love
8 ウェル・ウェル・ウェル Well Well Well
9 ぼくを見て Look at Me
10 ゴッド(神) God
11 母の死 My Mummy's Dead

ここでチェックできます

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